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カードローンを借りる前に考えたい「定期預金担保貸付」とは

カードローンを借りる前に考えたい「定期預金担保貸付」とは_アイキャッチ

即日審査・即日融資に対応していて急な出費のときに心強いカードローンですが、少額の借り入れほど利率が高く設定されているなど、安易な借り入れをすると思わぬ負担を生むことになります。
そこでカードローンの前に考えたいのが、銀行の融資制度の一つであり、定期預金を担保にお金を借りられる「定期預金担保貸付」です。
フリーローンやカードローンと比べて飛びぬけて低率でお金の借り入れができる定期預金担保貸付とは、どのような仕組・特徴なのでしょうか。

もっとも身近な金融商品である「定期預金」とは?

もっとも身近な金融商品である銀行預金ですが、普通預金と定期預金で性格は微妙に異なります。定期預金担保貸付を見る前に、定期預金のポイントを見てみましょう。

定期預金とは、預けてから満期日まで一定期間(預入期間)の引き出しを禁止して流動性を低くする一方で、普通預金と比べて高い金利を設定した預金をいいます。
定期預金を比較するときのポイントとして、主に預入期間と金利、利息の3つがあげられます。

預入期間は銀行によって異なりますが最短で一週間から最長で十年と幅広く、銀行によっては任意の満期日を指定できる定期預金もあります。
定期預金が普通預金に比べて有利な点として、高い金利が設定されている点があげられます。預入期間が長いほど金利は大きくなり、預入金額に応じて金利も変動します。
また、預入期間や設定に応じて、単利や複利、一定期間での複利など、年2回の普通預金よりも利息が生じる機会が多いのも定期預金の特徴です。

設定ごとに一本、二本と数える定期預金では、設定ごとに一枚ずつ証書で管理する「証書式」と複数の設定を一冊の通帳で管理する「通帳式」があります。
現在ではほとんどが通帳式であり、通帳式の中でも普通口座や積立預金などの銀行の提供する預金サービスを一冊で管理する「総合口座通帳」が一般的です。

定期預金を担保にしてお金を借りる「定期預金担保貸付」

このような特徴を持つ定期預金を担保に銀行からお金を借りるのが「定期預金担保貸付」です。
三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行、三井住友銀行の3メガバンクと、ゆうちょ銀行(郵便局)が提供する定期預金担保貸付について、担保と限度額、利率を見てみましょう。

 担保限度額実質年率その他
三菱東京UFJ銀行
(総合口座「自動借り入れ」)
定期預金:期日指定定期預金・スーパー定期・スーパー定期300・大口定期
公共債:個人向け国債・利付国債・政府保証債・地方債
定期預金:預金合計額の90%:最高200万円
公共債:額面合計額の80%:最高200万円
定期預金と公共債の合計では最高400万円まで自動借り入れ。
毎年2月と8月の普通預金の利払日に普通預金口座から引き落とし。
定期預金:担保定期預金の約定利率+0.5%
公共債:店頭に表示している利率
みずほ銀行
(総合口座「総合口座当座貸越」)
総合口座定期預金(スーパー定期、大口定期預金、期日指定定期預金、変動金利定期預金、据置型定期預金)担保定期預金の合計額の 90%、または 200 万円のうちいずれか少ない金額(ただし 1,000 円未満は切り捨て)。担保定期預金の利率(期日指定定期預金の場合は「2 年以上」の適用利率、据置型定期預金の場合は 5 年預入時の適用利率)に年0.5%を加えた利率
※利率の異なる複数口の担保定期預金がある場合の取り扱い:利率が低い定期預金から順に融資(当座貸越)したものとして適用
・貸越利率の異なる複数の担保定期預金がある場合の返済(普通預金に入金時)は、貸越利率が高い分から順に返済があったものとして取り扱い。
・貸越の限度額を超えたまま利息決算日を2回経過した場合など、一定の事由が生じたときは、満期日前でも担保定期預金と相殺して当座貸越金を返済。
三井住友銀行
(総合口座「自動ご融資」)
定期預金と積立型預金など貸越極度は、次の(1)(2)合計で最高400万円までです。
(1)定期預金、積立型預金担保での貸越:総合口座の定期預金・積立型預金の合計残高の90%の金額(ただし、上限200万円)まで利用できます。
(2)国債等公共債担保での貸越:総合口座の債券保護預り兼振替決済口座で管理している債券を担保に、次の金額(ただし、(1)(2)合計で上限200万円)まで当座貸越を利用できます。
(1)定期・積立型預金担保:担保となる定期預金の約定利率に0.50%を上乗せした利率。(変動金利)
(2)国債等公共債担保:店頭に表示する利率を適用。(変動金利)
ゆうちょ銀行
(総合口座「貯金担保自動貸付け」)
担保定額貯金または担保定期貯金
※貯金担保自動貸付けの取扱いが停止されているものを除く。
預入金額の90%以内
※1冊の総合口座通帳につき300万円まで。
担保定額貯金を担保とする場合:返済時の約定金利(%)+0.25%
担保定期貯金を担保とする場合:預入時の約定金利(%)+0.5%

預金担保貸付を利用するときのポイントは?

このように比較的大きな金額でも極めて低率で借り入れできる定期預金担保貸付ですが、この他にはどのような特徴があり、実際の利用ではどのような点に注意する必要があるのでしょうか。
定期預金担保貸付を利用するときのポイントを見てみましょう。

申し込みから借り入れまでがスピーディー

フリーローンやカードローンでは既に融資枠の設定がなければ新たに融資の申し込みをする必要があります。
カードローンは即日審査・即日融資に対応が一般的ですが、本当に急ぎのときにはこれでも間に合わないことが考えられます。
定期預金担保貸付では総合口座の開設時点で融資枠の設定が済んでいることがほとんどであり、24時間365日いつでも現金自動預払機(ATM)から借り入れ・返済できます。

フリーローンやカードローンと比べて低金利

銀行によって元の金利に多少の差はあるものの、定期預金担保貸付の金利条件は横並びであり、フリーローンやカードローンと比較しても極めて低率での借り入れができるのも見逃せないポイントです。

担保となっている定期預金は解約できない

定期預金は原則として満期日まで預入金の出し入れはできませんが、事情によっては満期までの金利よりも低い金利で解約に応じています。
しかし、定期預金担保貸付の担保となっている定期預金については融資金額の返済が終わるまで、どのような理由であっても解約ができません。
また、返済ができないと担保となっている定期預金は銀行に没収される点には注意が必要です。

手軽さに注意

カードローンなどと比べてはるかに低率で手軽に融資を受けられる定期預金担保貸付ですが、その手軽さから「お金を借りている」という事実を忘れがちです。
急な出費のときにとても便りになる定期預金担保貸付ですが、無計画に使いすぎないように注意しましょう。

担保となる定期預金が必要

手軽さ・便利さが魅力となる定期預金担保貸付ですが、利用するためには総合口座の開設と一定額の定期預金の設定が欠かせません。
また、融資を受けたお金の返済が終わらないと、定期預金が銀行に担保として回収されることも忘れてはいけません。

おわりに

フリーローンやカードローンよりも極めて有利な条件で借り入れできる預金担保融資ですが、その利用にはいくつか注意したいポイントがあります。
もちろん、融資である以上、最終的には返済する必要があることをはじめ、「お金を借りている」ことを意識した利用が欠かせません。
しかしこれらのポイントを踏まえて利用すれば、カードローンと並ぶ便利なお金の調達方法の一つと言えるでしょう。

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